第21回 定期演奏会 2023年11月17日(金) 麻生市民会館ホール
※曲名をクリックすると演奏動画が楽しめます
マンドリニストの生活 作曲;コック(Johan B.Kok 1889-1954)
軽快なテンポで始まり、堂々とした行進曲風の中間部へと続きます。私達の様なやや高齢のマンドリニストにも元気と楽しさ運んできてくれる、マンドリンの名曲。
ゴンドラ漕ぎ手の唄 作曲;アクトン(Francis Charles Acton 1829-1909) 編曲;中野二郎
ナポリ生まれの作曲家による、ベネチアの運河を渡るゴンドラの優雅な動きを伝える作品。マンドリンの爽やかな音色が、運河、大理石の橋、両岸に広がる街並みを描き出します。
メキシコ組曲 作曲;アングロ(Eduardo Angulo 1954-)
第1曲 コリマ風ハラベ (コリマはメキシコ南部の州。ハラベは踊り)
第2曲 セレナータ (恋人の窓辺で歌われる曲。広くは、夜に野外で演奏される曲。セレナーデとも言う)
第3曲 クリオーリョのウァパンゴ (クリオーリョはスペイン人を親として現地で生まれた人々。ウァパンゴは舞曲)
第4曲 ワルツ (オーストリアが発祥の四分の三拍子の優美、流麗な舞曲)
第5曲 ポルカ (チェコの民族舞曲で、速いテンポ、弾んだステップが特徴)
メキシコ生まれの作曲家によるオリジナル作品。先住民の民族音楽とスペインが持ち込んだヨーロッパ音楽が融合した独特のリズムとメロディーを持つ作品群。二拍子と三拍子が入り混じり、奏者達の脳トレに最適と言う話も。
日本の歌
月の沙漠 作曲;佐々木すぐる 編曲;高島あきひこ
待ちぼうけ 作曲;山田耕筰 編曲;高島あきひこ
山寺の和尚さん 作曲;服部良一 編曲;高島あきひこ
光と風の四季(小さな旅) 作曲;大野雄二 編曲;森本和幸
NHKの「小さな旅」では、旅先の風景や人々の生活が身近に感じられます。
学生王子のセレナーデ 作曲;ロンバーグ(Sigmund Romberg1887-1951) 編曲;坂田泰二
1924年初演のミュージカル「学生王子」で歌われるセレナーデ。ギターがつま弾く和音の上にマンドリンが愛の唄を響かせます。
哀愁のカレリア(ポール・モーリア版) 編曲;山室紘一
フィンランドの南東部からロシアの北西部にかけて広がるカレリア地方の寒さと吹雪の中を馬車が進みます。北欧のギターバンドが発表した原曲をポール・モーリアが緩急入り混じったテンポに作り直しました。
「みじかくも美しく燃え」より 作曲;モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart1756-1791) 編曲;小穴雄一
19世紀のスウェーデンで実際に起った悲恋物語に基づく1967年のスウェーデン映画に使われたピアノ協奏曲21番2楽章。繊細で美しいメロディーが、背後で刻まれている3連符の上をゆったりと漂い胸の奥に響きます。
牧場の王様 作曲;モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-1791) 編曲;小穴雄一
王位継承者とは知らず、羊飼いとして育った王様の物語を描いたオペラの序曲。モーツァルトが19歳の時に作曲した、軽快、優美、明るく、親しみやすく、若々しい作品です。
亡き王女のためのパヴァーヌ 作曲;ラヴェル(Maurice Ravel 1875-1937) 編曲;小穴雄一
ラヴェルが、ルーブル美術館にある王女の肖像画を見て、王女がゆったりと踊った舞曲(パヴァーヌ)を着想したとか。高く澄んだ透き通ったメロディーが、優雅で上品な雰囲気を伝えます。
スラブ舞曲 第10番 作曲;ドヴォルザーク(Antonin Leopold Dvorak 1841-1904) 編曲;服部 正
チェコ、ポーランド、ウクライナなど東欧のスラブ地域の舞曲のリズムを生かして作曲された全16曲よりなる舞曲集の中でもっとも有名な曲です。悲しさや、さみしさが透明感のあるメロディーに乗り流れます。
ウエスト・サイド・ストーリー 作曲;バーンスタイン(Leonard Bernstein 1918-1990) 編曲;小穴雄一
アイ・フィール・プリティ~マリア~何かがやってくる~トゥナイト~いつかどこかで~ひとつの心で~アメリカ
1957年に初演のミュージカル。シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を題材に、ニューヨークを舞台に、2つの非行グループの抗争、恋と死の物語。1961年に映画化され、大ヒットし、2021年に再映画化されました。
【アンコール】 ルンバ 作曲;クライドゥラー(Dieter Kreidler 1943- )